フランスのビストロや家庭でおなじみの、グラタン・ドフィノワをご紹介します。名前はちょっと洒落た感じがしますが、とてもシンプルなじゃがいもグラタン。グラタン=ベシャメルソース作り=面倒くさい、というイメージがありますが、じゃがいものグラタンの場合はデンプン質でとろみがつくので、ベシャメルソースは不要。簡単に作れる上に本格的な味わいです。肉料理のつけ合わせとして登場することが多いですが、じゃがいも好きにはこれだけで大満足の一品です。
グラタン・ドフィノワ(じゃがいものグラタン)
材料(16cm角のグラタン皿1台分)
- メークイン 3個
- 生クリーム 100cc
- 牛乳 250~300cc
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 適宜
- ナツメグ 適宜
- にんにく 1かけ
- グリュイエールチーズ(シュレッドチーズ) 30~50g
作り方
- にんにくを半分に切り、切り口をグラタン皿にこすりつけ、バターを塗る。
- メークインは皮をむき、5㎜の厚さに切って鍋に入れる。生クリーム、ひたひたの牛乳、塩、1のにんにくを入れて、柔らかくなるまでゆっくりと煮る(15~20分)。こしょう、ナツメグで香りづけする。
- 1のグラタン皿に2を入れる。煮詰めすぎた場合は牛乳を適宜足し、グリュイエールチーズをすりおろして(またはシュレッドチーズを)散らす。200℃のオーブンで約20分、こんがりと色づくまで焼く。
アドバイス
- 上記の作り方以外に、じゃがいもをミルクで下煮しない作り方もあります。スライサーでじゃがいもを極薄切りにし(1~2mm)、耐熱皿にじゃがいもの半量→チーズの半量→残りのじゃがいも→残りのチーズ、と重ね、生クリーム+牛乳をひたひたまで流し入れ、オーブンで焼きます(20~30分)。作り比べてみてもいいですね。スライサーがない(あっても面倒)、じゃがいものほっくり感を味わいたい、という場合は、厚めのスライスでミルクで下煮する当レシピがおすすめです。
- ナツメグはなければ省いても構いませんが、あるとグラタンの風味がぐんと引き立ちます。
焼きっぱなしの肉料理の付け合わせにぴったりです。グラタンをオーブンで焼いている間に、簡単なチキンソテーを作るのもいいですね。鶏もも肉を適当な大きさに切って、塩、こしょう、ミックスハーブ、白ワインで少しマリネしてからソテーすると、シンプルながら風味豊かに焼き上がります。
あとはたっぷりのグリーンサラダでもあれば、バランスもよく華やかな食卓になりますね!