春になっても夜はまだまだ冷え込む日が続きますね。こんな時期にぴったりなのが、お腹も心も温まる具だくさんのスープ。キャベツを半分使い切りで、栄養もボリュームもたっぷりです。味の決め手はベーコンと玉ねぎ。ベーコンの塩気と旨み、玉ねぎの甘みとコクはキャベツととても相性がいいので、味付けはシンプルに塩のみ。素材のおいしさを味わいます。レンズ豆を加えてさらにボリュームアップ。レンズ豆は水戻しなしですぐに柔らかく煮えるので、常備しておくと本当に重宝します。

キャベツとレンズ豆のスープ

材料(4~6人分)

  • 玉ねぎ           中2個(約400g)
  • にんじん          中1本(約150g)
  • にんにく          1片
  • ベーコン(ブロック)    100
  • キャベツ          1/2玉(約500g)
  • レンズ豆          100g
  • ローリエ          1~2枚
  • クミンシード(あれば)   小さじ1/2
  • こしょう         適宜 
  • オリーブオイル        適宜
  • 水             4~5カップ

作り方

  1. 玉ねぎ、にんじん、にんにくは薄切り、ベーコンは拍子木切り、キャベツはざく切りにする。レンズ豆はさっと洗って水気を切る。
  2. 鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎとクミンシードを弱めの中火で炒める。玉ねぎがしんなりしたら、にんじん、にんにくを加え、塩を少々ふり、全体がしんなりとするまでじっくりと炒める。
  3. 2にベーコンを加え、香りがたったらキャベツを入れ、塩を少々加えてざっと混ぜ合わせる。全体に油がなじんだらレンズ豆も加えて軽く混ぜ、水を注ぐ。ローリエを入れ、強火にしてアクをとり、蓋をして弱火で30分ほど煮る。塩、こしょうで味を調える。

アドバイス

  • 最初に玉ねぎをじっくりと炒めて、甘みをよく引き出してください。ベーコンは豚肉の塩漬けを燻製にしているので旨みがたっぷり。スープの出汁になります。できればブロックのものがおすすめです。
  • 塩は全体で小さじ1強が目安です。ベーコンの塩気によって変わりますので調整してください。旨みが足りない時は、鶏ガラスープの素を少々加えてみてくださいね。

レンズ豆は色も産地もいろいろなものがありますが、フランスのル・ピュイ産のものが特におすすめです。小粒で緑色が濃くミネラル(特に鉄分)や食物繊維がたっぷり。水に戻す必要がないのでとても便利です。スープにも手軽に加えてボリュームアップできます。

レンズ豆を使った、こちらのビストロ料理もおすすめです!

ひと皿でも満足感のある"食べるスープ"。たっぷり作って翌日にもあるとうれしいですね。ライ麦や全粒粉が入った、素朴で味わいの濃いパンがとてもよく合いますよ。

次回は美味しいスープと一緒に食べたい、ライ麦ローフをご紹介します。お楽しみに!

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