ティアンはプロヴァンス地方の大きな素焼きのオーブン皿で作る料理。たっぷりの野菜と米(又はパスタ)を卵でつなぎ、おろしチーズをかけてオーブンでじっくりと焼き上げます。プロヴァンスらしく夏野菜をたっぷりと使いますが、中でも人気なのはズッキーニのティアン。ボリュームもバランスも満点の南仏料理。冷めても美味しいのでパーティーにもおすすめです。
ズッキーニのティアン
材料(16cm角の耐熱皿1個分)
- ズッキーニ 2本(約300g)
- アスパラガス 5~6本(約100g)
- 玉ねぎ 1/2個
- にんにく 1かけ
- 米(生米) 50g
- アンチョビ 2本
- ドライバジル 小さじ1/2~1
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 適宜
- オリーブオイル 適宜
【アパレイユ】
- 卵 4個
- パルメザンチーズ 50g
- 生クリーム 大さじ2
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 適宜
作り方
- ズッキーニは1cm角に切る。アスパラガスは5cmくらいの長さに切る。玉ねぎとにんにくはみじん切り、アンチョビも細かく刻む。
- 湯を沸かして塩を少々加え、アスパラガスを2分くらい茹で、冷水に取ってから水気を切る。引き続き、米を12分くらい茹で、流水で洗ってから水気をしっかりと切る。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎとにんにくを炒める。しんなりとしたらズッキーニを加えて炒め合わせる。柔らかくなったら、アンチョビ、アスパラガス、米、ドライバジルを加えて炒め合わせ、塩こしょうで味を整える。
- アパレイユを作る。ボウルに卵を割りほぐし、パルメザンチーズ(すりおろす)、生クリーム、塩こしょうを加えて混ぜ合わせる。
- 耐熱容器にオリーブオイルを少々ひき、3の野菜と米を詰める。4のアパレイユを流し入れ、180℃に予熱したオーブンで30分くらい焼く。
アドバイス
ズッキーニとアスパラガスは、お好みの野菜で代用可能です。大体400gくらいの量を目安にしてください。やはり夏野菜がよく合いますが、秋冬にはきのこ類、ほうれん草やポロねぎなどで作っても美味しいです。
焼き立てはふんわりとしてチーズの風味が香ばしく、時間が経つとしっとりとなじんだ味わい。どちらもとても美味しくいただけます。
冷めてもしっとりとして美味しいのは、お米のおかげ。前もって作っておけるので、おもてなしにもぴったりです。これからの季節、少し冷やした南仏ワインと一緒にぜひ!