夏はスコーン作りのハードルが高くなる季節。暑さでバターが溶けるスピードに手が追いつきません…!フードプロセッサーを使えばいいのですが、それも億劫なのでオイル(植物油)仕立てのスコーンをよく作ります。何といってもスピーディー。作り始めてからオーブンに入れるまで10分もかからない手軽さです。バナナの甘みとくるみの香ばしさで、バターで作るスコーンにも引けを取らない美味しさ。熟したバナナが1本あったら、ぜひ作ってみてくださいね。
バナナとくるみのスコーン(バター不使用)
材料(6~8個分)
- バナナ(正味) 80g(約1本分)
- 菜種油 40g
- ヨーグルト 30g
- 薄力粉 200g
- きび砂糖 30g
- 塩 ふたつまみ
- ベーキングパウダー 小さじ2
- くるみ 50g
下準備
- くるみはフライパンで弱火でから煎りし、冷めてから手で大きめに割る。
- 天板にオーブンシートを敷く。
- オーブンの予熱は200℃に。
作り方
- ボウルにバナナを入れてフォークでよくつぶし、菜種油、ヨーグルトを加えて、しっかりなじむまで泡立て器で混ぜ合わせる。
- 薄力粉、きび砂糖、塩、ベーキングパウダーを合わせて、1にふるい入れる。ゴムベラかカードで手早く切り混ぜる。また粉っぽさが残っている状態でくるみを加えて混ぜ、ひとまとめにする。
- 台の上に2の生地をおき、カードで生地を2つにカットしては重ねる作業を2~3回繰り返す。
- 2~2.5cmの厚さに生地を整え、ナイフで6~8等分にカットする。
- オーブンシートを敷いた天板に間隔をあけて並べ、お好みで表面に牛乳や溶き卵を塗り、200℃に予熱したオーブンで15分ほど焼く。
アドバイス
- バナナはよく熟したものを使います。菜種油とヨーグルトを加えたら、とろりと乳化するまでしっかりと混ぜてください。
- 植物油は菜種油以外にも、こめ油や紅花油、太白ごま油などでもOKです。
実はベーキングパウダーを入れ忘れるという致命的なミスをして、翌日作り直しました。うっかり四角に切ったので、工程写真と完成写真のスコーンの形が違います…。私は時々やらかすのですが、ベーキングパウダーなしのスコーンもそんなに悪くはありません(笑)。
ベーキングパウダーが発明される前はこんなんだったのかな…と、古代のスコーンに思いを馳せつつ…。
オイルで作るスコーンの中では、最近これが一番気に入っています。ふんわり甘いバナナの風味とくるみの香ばしさ、そしてなにより簡単でヘルシー。朝ごはんやおやつにぜひ!