いちじくの中でも、特に美味しい秋果が旬です!夏果に比べて小ぶりで、甘みや香りが濃くジャム作りに最適。いちじくはジャムにすると、驚くほど美味しさを発揮します。とろりとした果肉にぷちぷちの種の歯触り、独特の香りと上品な甘み…。皮ごと煮るので仕上がりはつやつやのルビー色です。短時間で煮上がるので、気が向いた時に手軽にささっと作れます。いちじくの美味しい今の季節にぜひ!
いちじくのジャム
材料
- いちじく 500g(中くらいのもの5~6個)
- グラニュー糖 200g(いちじくの重量の40%)
- レモン汁 30㏄(約1個分)
下準備
ガラス瓶と蓋を洗い、長期保存するのであればオーブンで殺菌する。詳しくはあんずジャムの作り方を参照。
作り方
- いちじくはさっと洗って水気をふき、皮ごと粗く刻む。
- 鍋に1のいちじく、砂糖、レモン汁を入れ、ざっくりと混ぜ合わせる。
- 鍋を強火にかけ、焦げないように時々かき混ぜる。沸騰したら強めの中火にしてアクを取り除き、大きく混ぜながら煮詰める。
- 沸騰後10分もしないうちに、とろりとしてつやが出る。火を止めてジャムが熱いうちに瓶に詰める。
アドバイス
- いちじくはなるべく熟したものを使います(皮の色が濃く、お尻が割れているもの)。
- 皮はむかずに使うと、きれいなルビー色に仕上がります。いちじくは酸味に欠けるので、レモン汁をたっぷり使うのもポイントです。レモン汁は酸味を補うだけでなく、ジャムの色を鮮やかにします。
- 強めの中火で短時間(沸騰後8分~10分程度)で仕上げるのが最大のポイントです。ジャムは冷えると熱いときよりもとろみがつくので、少しゆるいくらいで火から下ろします。
- 上記のプレーンないちじくジャムはフレッシュな美味しさですが、グラニュー糖をきび砂糖に替えてクルミやシナモンを加えると、コクのある個性的なジャムになります。カンパーニュやライ麦パンによく合います。
味がぼやけたイマイチないちじくでも、すばらしいジャムに変身するので、2つ3つの少量でもぜひ試してみてください。毎朝のトーストやヨーグルトにはもちろん、私はくるみと全粒粉のスコーンにのせて食べるのが大好きです。