初めてセイボリースコーン(塩味のスコーン)を作るなら、まずはこのスコーンを試してみてください。イギリス発祥のスコーンとチェダーチーズは、文句なしのベストコンビ。カリっと焼き上がったスコーンを割ると、ふわっと立ち上るチーズの香りがたまりません。チェダーチーズは角切りにするかすりおろすかで、だいぶ印象が変わるので、2通りのレシピをご紹介します。チェダーのナッティーな風味とコクは、すっきりした紅茶やビールにもぴったり。スープやサラダと一緒にランチに、お腹が空いている時のおやつや、夕食前のアペロにもぜひ!
チェダーチーズ・スコーン
材料
- 薄力粉または中力粉 200g
- きび砂糖 小さじ1
- 塩 小さじ1/4
- ベーキングパウダー 小さじ2
- 無塩バター 50g
- レッドチェダーチーズ 80g
- 牛乳 120g
下準備
- バターは1cm角に切って冷蔵庫に冷やしておく。
- レッドチェダーチーズは5mm角に切るか、すりおろす。
- 天板にオーブンシートを敷く。
- オーブンの予熱は200℃に。
作り方
- ボウルに薄力粉、きび砂糖、塩、ベーキングパウダーを合わせて、泡だて器で混ぜ合わせる。
- バターを加え、カードで粉とバターを切り混ぜる。
- バターが細かくなってきたら、指先で粉とバターをこすり合わせるようにし、さらさらのパン粉のような状態にする。ここまでは基本のプレーンスコーンの作り方と同じ。
- レッドチェダーチーズを加えて混ぜる。
- 牛乳を加え、カードでざっと切り混ぜるようにして生地をひとまとめにする。
- 打ち粉をふった台に生地をのせる。めん棒でかるく伸ばし、カードで生地を半分にカットして重ねる、といった作業を数回繰り返す。
- 生地を厚さ2~2.5cmぐらいにのばす。このまますぐに切り分けて焼成してもよいが、生地の立ち上がりを美しくしたい場合は、ラップで包んで冷蔵庫で1時間、もしくは冷凍庫で30分ほど休ませる。
- 生地をナイフでカットする。カットした断面には触れないように気を付ける。
- 天板に並べ、好みで表面に牛乳か溶き卵(分量外)を塗り、200℃に予熱したオーブンで12~15分間焼く。
チェダーチーズをすりおろして加える場合は…
チェダーチーズの分量は60gに変更。チーズおろし器ですりおろし、上記の作り方と同じタイミングで加える。ここではアクセントにクミンシードを小さじ1をプラス。
直径5.5cmの丸型で抜く(6個分)。
アドバイス
- できればイギリス産のレッドチェダーを使ってください。風味が濃厚で、オレンジ色が生地のアクセントにもなります。チェダーを角切りにして焼き込む場合は、カットが小さすぎると存在感がなく、大きすぎると生地の穴ぼこも大きくなるので、5mm角くらいがほどよいです。
- カットして余った2番生地に、アーモンドを大きめに刻んで加えても。チェダーのナッティーな風味とよく合い、ザクザクした食感も楽しめます。
おつまみ用に小さくカット。
基本の作り方はこちらでさらに詳しく⇩
チェダーチーズを角切りにして加えると存在感抜群。溶けたチーズがカリカリで香ばしい!
すりおろして加えると、チェダーチーズが生地全体にまんべんなく混ざるので、冷めてもしっとりとした食感と風味が楽しめます。クミンやキャラウェイなど、チェダーに合うスパイスをプラスするのもおすすめです。
お好みのタイプで、ぜひお試しくださいね!