「ホシノ丹沢天然酵母」×国産小麦シリーズです。今回は北海道産の全粒粉とライ麦粉を配合したカンパーニュ生地に、くるみをたっぷりと巻き込んで焼き上げるカンパーニュローフ。しっかり焼き込んだ皮としっとりした生地の深い味わいと、コリコリしたくるみの食感と香ばしさは相性抜群です。噛みしめるほどにコクと甘みがじわじわと広がる、滋味深い美味しさ。シンプルにトーストがおすすめです。
くるみのカンパーニュローフ
材料(ワンローフ型1斤分)
- 強力粉(国産) 240g(80%)
- 全粒粉(国産強力粉) 30g(10%)
- ライ麦粉(国産) 30g(10%)
- 塩 3g(1%)
- きび砂糖 9g(3%)
- 生種 24g(8%)
- 水 159~165g(53~55%)
- くるみ 105g(35%)
※カッコ内はベーキングパーセンテージ
↓生種の起こし方はこちらで確認。
作り方
- 計量カップに塩、きび砂糖、水(まずは少なめに加えて適宜調整する)、生種を計り入れる。
- ボウルに強力粉、全粒粉、ライ麦粉を入れて混ぜ、1を加える。ゴムベラで全体をざっと混ぜ合わせる。
- 生地が大体まとまったら台の上に取り出し、生地をこねる。全体がしっとりとして耳たぶほどに柔らかくなり、表面がなめらかになればこね上がり。ここまでは基本のパンとまったく同じなので、下記の記事を参考に。
- 生地をめん棒で伸ばして、くるみの2/3量を巻きこむ。生地をの向きを90度変え、めん棒でさらに伸ばす。残りのくるみを巻き込む。
- 表面を張らせるように丸くまとめ、ボウルに入れる。ラップをかけて、1次発酵させる。目安は生地が1.5倍~2倍に膨らむまで。25℃の室温で5時間ほど。写真は直径20cmのボウルを使用。
- 閉じ目を下にし、布巾をかけて室温で15~20分休ませる(ベンチタイム)。
- 生地を裏返して軽く広げ、めん棒を使って長さ30cm程度、幅は型より少し狭くなるように広げる。手前から均等に巻いていく。巻き終わったら閉じ目をしっかりと閉じる。
- 型にオイルを塗り、生地を閉じ目を下にして入れる。
- 温かいところで2次発酵させる。型下3~4cmくらいに生地が膨らむまで。35℃~40℃で1時間強が目安(オーブンの発酵機能を使うと便利)。
- 生地に軽く霧を吹き、予熱なしのオーブンに入れて100℃に設定し8分、150℃に温度を上げて8分、さらに210℃に上げて22~25分焼く。焼き上がったらすぐに型から取り出して冷ます。
アドバイス
- くるみはローストもカットも不要。そのまま使います。
- ワンローフ型を使っています。1斤型よりもひと回り小さく、300gの粉分量にはジャストサイズです(内寸約184(174)X95(88)XH90mm)。
- 粉はホシノ酵母との相性がいい国産小麦がおすすめです。今回は北海道産の強力粉「春よ恋」と、同じく北海道産の全粒粉とライ麦粉を使用しました。
- 生種が古い場合は、生種の量を増やしたり(10%まで)、砂糖の量を増やしてみてください(5%まで)。生種を起こして1か月以内であれば大丈夫です。
- 1次発酵の温度と時間の目安は以下の通りですが、途中で発酵を遅らせたい時は冷蔵庫(野菜室)に入れてください。例えば夜寝る前に生地をこね、冷蔵庫の野菜室に入れて翌朝に取り出し、再び室温で1次発酵を続けてもOK。よほどの高温でない限り発酵オーバーの心配もあまりないと思います。家事の合間に、ときどき生地の膨らみに目を配るぐらいで構いません。ゆるゆると気長に付き合うのがコツです。
発酵時間の目安
※ホシノ丹沢酵母使用の場合
20℃~25℃ 6~8時間
25℃~30℃ 4~6時間
30℃~35℃ 3~4時間
この方法だと、くるみをたっぷりと焼き込むことができます。そのままでも美味しいですが、カリっとトーストするとすぱらしくいい香り!
くるみ好きにはたまりませんね。ぜひ作ってみてください!