ずっと気になっていた黄金ホタテ天板(松永製作所)をついに入手。さっそく初焼きです。いつもの溶かしバターのマドレーヌに加え、久しぶりに焦がしバターのマドレーヌも焼いてみました。食べ比べると、味わいの違いに改めてびっくり。ホタテ模様の美しさにもうっとりです!
焦がしバターのマドレーヌ
材料(マドレーヌ型1枚、6~8個分)
- 全卵 60g(L玉1個分)
- グラニュー糖 45g
- はちみつ 10g
- 牛乳 10g
- 薄力粉 50g
- アーモンドパウダー 10g
- ベーキングパウダー 小さじ1/2
- 無塩バター 60g
下準備
- 卵は常温に戻しておく。
- 薄力粉+アーモンドパウダー+ベーキングパウダーを合わせてふるう。
- マドレーヌ型にバターを塗る。
- オーブンの予熱は190℃。
作り方
- 焦がしバターを作る。小鍋にバターを角切りにして入れ、弱めの中火にかける。ふわっと泡立って茶色く焦げてきたところで火から下ろす。熱いうちにアクをすくっておく。
- ボウルに卵を割りほぐし、グラニュー糖を加えてよくすり混ぜる。はちみつ、牛乳も加えてなじむまで混ぜ合わせる。
- ふるった薄力粉+アーモンドパウダー+ベーキングパウダーを加え、泡立て器で大きくぐるぐると混ぜ合わせる。
- 粉っぽさがなくなったら、焦がしバターを2~3回に分けて加え、そのつど泡立て器でしっかり混ぜてなじませる。
- ラップをかけて冷蔵庫で休ませる。少なくとも1時間以上。理想は3時間くらい。(※冷蔵庫に入れる前に絞り出し袋に入れておくと便利。焼く時には、絞り出し袋の先をカットして型に絞り入れる。)
- スプーンか絞り出し袋で型の8分目ほど入れる。190℃に予熱したオーブンで12~15分ほど焼く。
- ぷくっとふくらんで美味しそうな焦げ目がついたら焼き上がり。そっと型から外し、ケーキクーラーにのせて冷ます。
アドバイス
- マドレーヌ生地は、必要以上に混ぜないことがポイントです。それぞれの工程で、材料が混ざりあえばOK。特に粉を入れてからは、混ぜすぎると膨らみが悪くなるので注意してください。大きくぐるぐると混ぜて粉気がなくなる程度で大丈夫です。
- 焼く前に生地を十分に休ませることで、おなかぽっこりのマドレーヌになります。
- 焼成温度と時間は、オーブンの種類や型の素材によって結構変わります。マドレーヌの焼き色具合をよく見ながら調整してください。今回使ったホタテ型は1個が大きいので、190℃で10分焼いた後、170℃に下げてさらに4分焼いてちょうどいい具合でした。
- 焦がしバターはフランス語でブール・ノワゼット。ブール・ノワゼットはフィナンシェを作る時に欠かせませんが、好みによってはマドレーヌにも使われます。ノワゼットというのはヘーゼルナッツのことで、色だけでなく風味にもナッツのような香しさが加わります。ただし焦がし過ぎには注意。茶色く色付いた沈殿物は、コクが出るので私は生地に加えてしまいますが、気になる方はキッチンペーパーで濾してください。
外側はカリっとして中はしっとり、ふんわり。くっきりと美しいホタテ模様!期待を裏切らない松永製作所の黄金天板です。このホタテ型はスタンダードなシェル型よりも大きくて、食べ応えのあるマドレーヌになるのもうれしいところ。
リンク
溶かしバターのマドレーヌはバターは焦がさずに溶かすだけ。レモンの皮を加えるので品のある風味です。食べ慣れていることもあり、やさしくてほっとする味わい。
焦がしバターのほうは香ばしくて、どっしりと力強い味になります。家族の中でも好みが分かれますが、冬にはコクのある焦がしバターの味わいもいいものです。