この美味しそうな青りんご、うっかりそのままかじってはいけません。
舌がひりひりするくらい刺激的な酸味、少し渋みもあって、甘みはほぼゼロ。ブラムリー(bramley)というイギリス生まれのクッキングアップルです。日本では長野県北部の数軒のりんご農家さんで栽培されていますが、マニアックなファンも結構多いので、なかなか入手困難な品種です。
私がブラムリーを気に入っているのは、この煮崩れ感!どんなに大ぶりにカットしても、あっという間にとろっとろ。超短時間の加熱で、フレッシュ感を残しつつ、何とも濃厚なテクスチャー。日本のりんごではこうはいきません。
本場イギリスではブラムリーをジャムにはしないそうですが、あえてジャムにすると、紅玉で作るのとは違う独特の美味しさ。パンチのある酸味がクセになりそうです。
ブラムリーアップルのジャム
材料(出来上がり約640g)
- ブラムリー 600g(大2個… 正味500g)
- 水 100g
- レモン汁 大さじ1
- グラニュー糖 250~275g
作り方
- ブラムリーは皮をむいて種を除き、厚めのいちょう切りにする。
- 鍋に材料を全部入れ、蓋をして強めの中火で5分ほど煮る。沸騰したら蓋を取り、アクを取りながら5分ほど煮る(お好みでカルバドスを小さじ2ほど加えてひと煮立ちさせる)。
短時間でとても簡単に作れます。低糖でさっぱり仕上がっているので、パンにたっぷりのせていただきます。クロワッサンにもよく合います。
すっきりした味わいとねっとりしたテクスチャーが、ブラムリーならでは。なかなかハマる美味しさです。