しゃりっとしたレモンの糖衣がとても印象的なウィークエンド。フランスで広く親しまれている伝統菓子です。その名の通り、週末に大切な人と食べるとっておきのケーキ。しっとりときめ細やかに焼き上げたカトルカールと、爽やかなグラス・オ・シトロン(レモンアイシング)の組み合わせは、本当に絶妙な美味しさです。シンプルながら飽きの来ない味わい。週末のお楽しみに、ぜひ焼いてみませんか。
ウィークエンド・シトロン
材料(16cm角の角型1台分)
- 無塩バター 90g
- グラニュー糖 90g
- 全卵 90g
- 薄力粉 90g
- レモンの皮 1/2個分
- レモン汁 小さじ2
【レモンアイシング】
- 粉砂糖 50g
- レモン汁 小さじ2
【トッピング】
- レモンの皮 1/2個分
- ピスタチオ 適宜
下準備
- バターを室温にもどし、やわらかくする。
- 卵を室温にもどし、溶きほぐす。
- レモンの皮をすりおろし、レモン汁を絞る。
- 型に型紙を敷くか、バターを塗っておく。
- オーブンを170℃に予熱する。
作り方
- ボウルに無塩バターとグラニュー糖を入れ、ゴムベラですり混ぜる。
- ハンドミキサーの高速で3~4分、白っぽいふわふわのクリーム状になるまでよく泡立てる。
- 卵を4~5回に分けて加え、そのつどハンドミキサーの高速で1~2分しっかり泡立てる。
- レモン汁とレモンの皮を加えて混ぜ合わせる。
- 薄力粉ふるい入れ、ゴムベラで切るようにして混ぜ合わせる。
- 粉っぽさがなくなったら、全体が均一になりつやが出るまで、大きくすくい返すように混ぜる。
- 型に流し入れて表面をならす。
- 170℃に予熱したオーブンで30分ほど焼く(生地の膨らんだ部分を指で押してみて、ふわっとした弾力があれば焼き上がり)。粗熱が取れたら、型紙をつけたままひっくり返して網に上げ、完全に冷ます。
- レモンアイシングを作る。ボウルに粉砂糖とレモン汁を入れ、泡立て器かゴムベラで、とろりとするまでよく混ぜ合わせる。
- 8の生地の型紙をはがし、9のアイシングをトップにかけて、パレットナイフで手早くのばす。固まる前に、レモンの皮とピスタチオを散らす。常温で30分~1時間おいてアイシングを乾かす。
アドバイス
- 上記の分量で、18cmのパウンド型でも作れます。パウンド型で作ると中央がよく膨らむので、膨らんだ部分をカットして下にし、アイシングをかけるとキレイです。
- カトルカール生地はベーキングパウダーなしで作ると、とてもきめ細やかでしっとりと焼き上がります。ただし、ハンドミキサーで丁寧に泡立てる必要があるので、慣れるまではベーキングパウダーを小さじ1/4~1/2ほど加えてもいいと思います。
- アイシングの量はお好みで。粉砂糖50gに対してレモン汁小さじ2の割合が基本。全面を覆いたい場合は倍量で。
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マトファ―の角マンケ型を使用しています。エッジがとてもきれいに出ます。
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しゃりしゃり感のある爽やかなアイシングとしっとりした生地のバランスが、本当に美味しい伝統菓子。パウンド型で作るのが一般的ですが、レモンアイシングが大好きなので、角型で平たく焼いてアイシングの表面積を増やしました。アイシングは生地の乾燥を防ぐ役割も果たしているので日持ちもします。楽しい週末のお茶のお供に、ぜひ作ってみてくださいね!