
中華のデザートでおなじみの杏仁豆腐は、寒天で固めて菱形に切った、素朴であっさりとした味わい。こちらは最小限のゼラチンでふるふるに仕上げる、リッチでなめらかなタイプです。味は杏仁豆腐ですが、食感はクリーミーなブランマンジェ、手作りならではの贅沢なコラボです。杏仁霜があれば、鍋ひとつで簡単に作れるのも魅力。 食後でお腹がいっぱいでも、するするといくらでも食べられてしまう美味しさ。ぜひたっぷりと作ってくださいね!
杏仁ブランマンジェ
材料(出来上がり300㏄)
- 杏仁霜 15g
- グラニュー糖 30g
- 水 50㏄
- 牛乳 200㏄
- 生クリーム 50㏄
- 板ゼラチン 2枚(3g)
作り方
- 板ゼラチンを水につけてふやかしておく。
- 小鍋に杏仁霜、グラニュー糖、水を入れ、ゴムベラで混ぜなが中火にかける。
ふつふつと煮立ってとろみがついたら牛乳を加える。混ぜながらよく温め(沸騰はさせない)、板ゼラチンの水気を切って加える。
しっかり溶かし混ぜて、火から下ろす。
- 鍋底を氷水にあて、ゴムベラで混ぜながら粗熱を取る。
生クリームを加えてよく混ぜ合わせる。
- 3を濾しながら器やバットに流し入れる。
冷蔵庫で1時間以上冷やし固める。

アドバイス
- 100㏄の液体に対して1gのゼラチンで、ふるふるの食感に仕上がります。レシピでは板ゼラチンを使用していますが、粉ゼラチンでも同じように作れます。ゼラチンの分量は同じですが、メーカーの指示通りに水でふやかしてから使用してください。
- そのままでも美味しいですが、季節のフルーツをのせたり、缶詰フルーツ(シロップごと)をのせても美味しいです。今回は金柑の甘煮をシロップごとのせました。
- お酒の好きな方は、仕上げにアマレットをかけて食べるのがおすすめです。杏仁ベースのリキュールで、杏仁独特の風味がさらに引き立つ大人の味わいです。
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杏仁霜は、杏の種の仁を粉末にして、コーンスターチや砂糖を加えたもの。 スーパーの中華食材コーナーでよく見かけます。杏仁には、のどの痛みを和らげる薬効もあるのだとか。花粉やほこり、風邪をひきやすい季節、のどの不調にもうれしいですね。
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バットにたっぷりと作って、好きなだけ取り分けても。

ふんわりとろとろの杏仁ブランマンジェ。杏仁霜ひと瓶で、上記レシピ10回分!気軽に繰り返し作ってみてくださいね。
