ガトー・ショコラの生地にたっぷりの赤い果実(ラズベリー、クランベリー、レッドカラント)を焼き込みました。メレンゲで軽さを出した濃厚なチョコレート生地に、甘酸っぱい赤い果実がじんわりとしみ込こみ、心地よいアクセントになります。チョコ×赤い果実の相性の良さが光る、大人の味わいのガトー・ショコラ。角型にラフに焼いてみました。美味しい上に簡単なので、バレンタインでなくても繰り返し作りたくなります。
ガトー・ショコラ・オ・フリュイ・ルージュ
材料(15cm×15cmの角型1台分)
- チョコレート 100g
- 無塩バター 40g
- グラニュー糖 40g
- 卵 2個
- 薄力粉 10g
- 冷凍の赤いフルーツ 70g(ラズベリー、クランベリー、レッドカラントなど)
下準備
- 卵は卵黄と卵白に分け、卵黄は室温に戻し、卵白は冷蔵庫で冷やしておく。
- チョコレートを刻む。
- 型にオーブンシートを敷く。
- オーブンの予熱は170℃に。
作り方
- チョコレートとバターをボウルに入れ、湯せん(ボウルの底を熱湯にあてる)にかけて溶かす。
- 1に卵黄を1個分ずつ加えて、そのつどよく混ぜ合わせる。
- 別のボウルに卵白を入れてハンドミキサーで泡立てる。7分立てくらいからグラニュー糖を2回に分けて加え、さらに泡立てる。きめの細かいしっかりとしたメレンゲを作る。
- 2にメレンゲの1/3量を加えて泡立て器でふんわりと手早く混ぜ、薄力粉も加えて混ぜ合わせる。
- 残りのメレンゲも加えて、ゴムべらでさっくりと手早く(ボウルの底から返すように)混ぜ合わせる。
- 型に流し入れて平らに流し、冷凍の赤いフルーツを散らす。170℃のオーブンで30分焼く。
- 焼きあがったらしばらく型に入れたまま冷ます。粗熱が取れたら型から外し、金網に移して冷ます。
アドバイス
- 赤い果実は1種類だけならラズベリーがベストです。何種類か混ぜて使う場合でも、ラズベリーの割合を多くすると、とても香りよく焼き上がります。
- チョコレートは基本的にクーベルチュール・チョコレート(製菓用)を使います。お好きな板チョコでも、上質でカカオ分多め(50~70%)のものであれば美味しく作れます。今回はヴァローナのカラクを使用しました。溶かすのがもったいない美味しさ!そのままでもおすすめです。
- 余力があれば、ラズベリーソースをぜひ作ってみてください。鍋にラズベリーとラズベリーの半量の砂糖を入れ、火にかけて沸騰したら2~3分煮詰めます。熱いうちはさらさらでも、冷めると適度なとろみがつきます。少量(ラズベリー50gくらい)であれば、レンジでラップをかけずに沸騰直前まで加熱するだけでもOK。種が気になるようでしたら最後にザルで濾してください。
焼き立ては、やわらかな生地に赤い果実がトロリと溶ける極上の美味しさ。翌日のしっとりとして濃厚な味わいもまた格別です。