「ホシノ丹沢天然酵母」×国産小麦シリーズです。今回は小粒で味の濃いカレンズ(レーズンの一種であるカレンツレーズン)がずっしりと入っています。カレンズの味わいに負けないように、生地にライ麦粉を加えているので風味とコクがますますアップ。縦半分にカットしてカリっとトーストし、美味しいバターをたっぷり塗って食べるのがおすすめ。レーズン×バターの相性の良さをつくづく実感します。生ハムの塩気やレバーペーストにもとてもよく合うので、ワインのお供にもぴったりです。

カレンズ・ライ

材料(4個分)

  • 強力粉       270g(90%)
  • ライ麦粉      30g(10%)
  • 塩         3g(1%)
  • きび砂糖      9g(3%)
  • 生種        18g(6%)
  • 水         165g~(55%~)
  • 無塩バター     15g(5%)…やわらかくしておく
  • カレンズ      90g(30%)

※カッコ内はベーキングパーセンテージ

↓生種の起こし方はこちらで確認。

↓基本のパン生地の作り方はこちらでも確認。

作り方

  1. 計量カップに塩、きび砂糖、水(まずは少なめに加えて適宜調整する)、生種を計り入れる。
  2. ボウルに強力粉とライ麦粉を入れて混ぜ、1と無塩バターを加える。ゴムベラで全体をざっと混ぜ合わせる。
  3. 生地が大体まとまったら台の上に取り出し、生地をこねる。全体がしっとりとして耳たぶほどに柔らかくなり、表面がなめらかになればこね上がり。カレンズを加え、全体にまんべんなく混ざるようにする。
  4. 表面を張らせるように丸くまとめ、ボウルに入れる。ラップをかけて、1次発酵させる。目安は生地が2倍弱に膨らむまで(カレンズが多いのであまり膨らまない)。25℃の室温で5時間ほど。
  5. 生地をカードで作業台に取り出し、重さを計り、カードで4個に分割する。生地を手のひらにのせ、表面を張らせるようにして丸める。この時、カレンズがなるべく表面に出ないようにする。閉じ目をしっかり閉じる。
  6. 閉じ目を下にし、布巾をかけて室温で30分休ませる(ベンチタイム)。
  7. 生地をもう一度丸め直して閉じ目をしっかりつまみ、閉じ目を下にしてオーブンシートを敷いた天板に並べる。
  8. 2次発酵(最終発酵)は生地が少し緩むくらい。35℃前後で30分が目安(オーブンの発酵機能を使うと便利)。室温でゆっくり発酵させてもよい(コップに湯を入れて生地と一緒に並べ、乾燥しないようにビニールなどをかぶせて1時間くらい)。
  9. 表面にライ麦粉をふり、クープを入れる。軽く霧を吹き、200~220℃に予熱したオーブンで20分ほど焼く。

アドバイス

  • 粉はホシノ酵母との相性がいい国産小麦がおすすめです。今回は北海道産の「キタノカオリ」と、北海道産のライ麦全粒粉を使用しました。北海道産のライ麦粉はとても甘みがあって、美味しいパンに焼き上がります。
  • カレンズは焦げやすいので、なるべく表面にでないように丸めるのがポイントです。
  • 1次発酵の温度と時間の目安は以下の通りですが、途中で発酵を遅らせたい時は冷蔵庫(野菜室)に入れてください。例えば夜寝る前に生地をこね、冷蔵庫の野菜室に入れて翌日に取り出し、再び室温で1次発酵を続けてもOK。よほどの高温でない限り発酵オーバーの心配もあまりないと思います。家事の合間に、ときどき生地の膨らみに目を配るぐらいで構いません。ゆるゆると気長に付き合うのがコツです。
1次発酵の目安

※ホシノ丹沢酵母使用の場合

20℃~25℃   6~8時間

25℃~30℃   4~6時間

30℃~35℃   3~4時間

ライ麦の風味と甘酸っぱいカレンズは、レバーペーストや、塩気のあるチーズや生ハムにもぴったり。

カリっとトーストして、熱々にたっぷりバターを塗っていただくのが最高です。パンなのにイギリスではティーケーキ(?!)と呼ばれているそうです。紅茶にとってもよく合います。朝食やティータイムにぜひ!


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