りんごの季節に焼きたいタルト第3弾は、最もオーソドックスなタルト・オ・ポム。ロザス(薔薇模様)に並べるのも素敵ですが、りんごをたっぷり使いたいので、あまり広げずに埋め込むようにして焼いてみました。甘酸っぱいりんごと、コクのあるクレーム・ダマンド、さっくさくのタルト生地の絶妙なハーモニー。りんごの季節にぜひ味わいたい美味しさです。
タルト・オ・ポム(りんごのタルト)
材料(直径18cmのタルト型1台分)
【パート・シュクレ(タルト生地)】
- 無塩バター 60g
- 粉砂糖 30g
- 塩 ひとつまみ
- 全卵 20g
- 薄力粉 120g
【クレーム・ダマンド(アーモンド・クリーム)】
- 無塩バター 30g
- 粉砂糖 30g
- 全卵 30g
- アーモンドパウダー 30g
- カルバドス(あれば)小さじ1
【ナパージュ】
- あんずジャム 大さじ3
- 水 大さじ1
りんご(紅玉) 2個
グラニュー糖 適宜
下準備
- バターと卵は室温に戻しておく。
- タルト型にバターを薄く塗る。
- オーブンの予熱温度は180℃に。
作り方
- パート・シュクレを作る。室温に戻して柔らかくなったバターをボウルに入れ、泡立て器でクリーム状に練る。粉砂糖と塩を加えてよくすり混ぜ、卵を少しずつ加えてしっかり混ぜ合わせる。 薄力粉をふるい入れ、ゴムべらに持ち替えてよく混ぜ、ボウルに押し付けるようにしてひとまとめにする。 平たくしてからラップに包み、冷蔵庫で1時間以上(できれば一晩)休ませる。
- 1の生地をめん棒で2~3mmの厚さにのばす。2枚のラップで生地を挟むとのばしやすい。タルト型にぴったりと敷き込む。特に底面のへりをきっちりと密着させる。型の上からめん棒を転がして、縁に合わせて余分な生地を切り落とす。 フォークで軽く突いて穴を開け(ピケ)、冷蔵庫で1時間以上休ませる。
- クレーム・ダマンドを作る。ボウルに室温に戻しておいたバターを入れ、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。粉砂糖、卵(何回かに分ける)、アーモンドパウダー、カルバドス(あれば)の順に加え、よく混ぜ合わせる。
- 2に3を詰め、平らになるようにゴムべらでならす。
- りんごは4等分にして皮と芯を除き、2~3mmの厚さにスライスする。4になるべくすき間なく並べ、グラニュー糖をふる。
- 180℃に予熱したオーブンで、45~50分焼く。
- 型からはずし、網にのせて粗熱をとる。
- 小鍋にあんずジャムと水を合わせて中火にかけ、沸騰したら少しとろみがつくまで煮詰めてナパージュを作る。粗熱がとれた7の表面に刷毛で塗る。
アドバイス
ナパージュはお好みで。ナパージュ無しの場合は、オーブンで焼く前に表面に溶かしバターを塗り、ブラウンシュガー+シナモンパウダーを振りかけると、美味しそうな香りと焼き色に仕上がります。
そのまま食べても美味しいりんごですが、甘酸っぱいりんごで作る焼き菓子もまた格別。いろいろなレシピで旬のりんごを堪能してくださいね。
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