久々にスコーン焼き比べレポートです。いつものようにスコーン生地を仕込んで、半分をすぐに型抜きして焼き、残り半分は一晩寝かせてから型抜きして焼きました。果たして、予想通りの焼き上がりではありましたが…。
⇩レシピはこちらから。
粉は「メルベイユ」(フランス産小麦)を使用、水分に卵あり(20g)のレシピです。
⇩すぐに型抜きして焼くバージョン。
自由でのびのびした感じです。生地が柔らかいのでシャープに抜けませんが、おもしろいほど膨らみます。食べてみるとふんわりとして、口どけの良さも魅力です。
⇩ひと晩寝かせて(8時間ほど)、翌朝に型抜きして焼くバージョン。
こちらは私のいつものやり方。生地がよく冷えているのでスパッと抜けて、エッジもきれいに出ます。上面が平らでほどよい膨らみとオオカミの口。外側はカリッとして、中はふんわりしっとり。いつも通りの美味しさです。
こうして並べてみるとわかりやすいですね(右がすぐ、左が8時間後に焼成)。私は朝に焼き立てを食べたいのでオーバーナイト派です。そういえば、かつてフォートナム&メイソン(日本橋)でスコーンを手掛けたカリスマブーランジェ、志賀シェフのレシピでも生地を冷凍庫で半日かけて熟成させています。氏のレシピはかなり緻密なので細かいところはとても真似できませんが、生地の熟成感のようなもの、密度の濃いキメやしっとり感は、生地をしっかり休ませることで生まれるのだな…、という実感は確かにあります。
とは言え、生地を寝かせないスコーンの軽やかさもまたよくて…。結局のところ、焼き立てはどちらのスコーンも最高です✨